スンビン山　登山

本来目的の山　スラメット山3481mの登山口バンバガンにて

山火事が発生し　入山禁止となる。
軍隊が駐屯　管理下になっている。
山麓は大変い煙たく　稜線は雲ではなく　煙でモ～モ～としている。
ココはすぐ諦め　中央ジャワのスンビン山に登山計画を切り替える事になった。
又4時間ほど引き返す事にはなるが、これもインドネシア登山の特徴
松本林治さんの通りになった。
気楽に行こうぜ！！　又来年来ればいいさ！！

　
翌日4時にバトラデン温泉を出発　スンビン山登山口に到着する。
標高１３５０ｍ登山口附近からスンビンを見る。
周りは一面のタバコ畑だ。

　
入山登録を管理事務所でする。
火山故に事故も多いので　入山登録は絶対必要である

　
ポーターが一人つぶれたので、代わりが来るまで早めの昼食　１５００ｍ地点　たばこの花が咲いている。
見える山は対峙するスンドロ３１３６ｍ　松本林治さん曰く　ジャワ富士

　標高２７５０ｍのテント場
火山灰蟻地獄はスメルより楽であったが　テン場までにけっこう難所があり、体力を消耗させられた。
夕日に沈んで行くジャワ富士を、テント中から眺め　焼酎を飲む　友人もいたく気に入っていた。
気温は7度ぐらいで　寒さはたいしたことは無かったが、夜中に猛烈な火山灰嵐に見舞われる。　
トイレにすら出る事が出来ず、友人はペットボトルで用を足したのだ。

今夜の夕食
インドネシアでは　食事は全て生ものまで運び　しっかり調理した物を作ってくれる。
テント泊でも豪華な食事が楽しめるのが　特徴だ。

　
頂上アタックは4時開始　思ったよりアタックはきつかった。
いつもながら火山歩きは　何でも近くに見えるが実際は遠いのだ。
岩小屋　３１００ｍ附近　

　
頂上直下最後のしごき　
グイグイと急勾配になる。
しかし蟻地獄は無かったのでこれは助かった。

　ガイドのヘルさんと　
ヘルさんにガイドを依頼するのは、3回目である。
ヘルさんは　来年あのイリアンジャヤのジャヤウイジャヤ（カルツテンツ）へ行くとの事だ。
私も誘われたが日数が30日かかる上、特殊技術を必要とするので　とても私ごときでは歯が立たない。
後方はスンドロ
アタック開始より三時間弱であった。

　
決して大きくはないが　立派なクレーターを見て満足をする。

　
中央ジャワの山　左ムルバブ　右ムラピ　ムラピから右へ噴煙が流れる。

　
早朝はまだまだ雲が下にある。
遠くに　今回山火事で登山を断念したスラメット３４５０ｍがある。

時間がたつと雲海が上がってきて少なくなっている。
スンドロの右後ろは　ヒンヅー遺跡最高点　秘境ディエン山地である。
左の点は　まだまだ未練未練のスラメット
待ってて下さい　次回まで

下山して皆で勢揃い　スラメットから山は変わりましたが　無事スンビン登山終了です。

2001年にも泊まった事のある　ホテルクリシュナ
オランダ統治時代から残るコロニアルホテル　高原避暑地ウオノソボに有ります。
標高７５０ｍであるが　夕方には18度ぐらいになり　とても冷える。