登山靴選びの注意点

      ☆ シューヒッターHIDEのアドバイス ☆

登山靴を購入する時、ネットで購入したり、自分でサイズを決めてレジに持って行くスタイルのお店靴売場にスタッフがいないお店を利用すると、選び方が分からず、登山の目的、自分の足型に合わない靴を選んだり、間違ったサイズを選んだりと、トラブルの原因になる場合が多いです。しっかり自分のスタイルを見つめ直して、出来ればスタッフに相談して登山靴選びをして下さい。

ヨシミスポーツに相談の多い「間違った選び方」の事例をいくつかご紹介いたします。

事例①・・・日帰り・小屋泊が目的で、外反母趾がひどい方、横幅で苦労されてる方がサイドラバーが付いた登山靴を履いている。

<外反母趾の方には、サイドラバーを巻いた靴は指横が痛くなります>サイドラバーは岩や硬い突起物から靴を守りますが、外反母趾の方や横幅で苦労されている方には、サイドラバーが骨に当たり間違いなく痛くなりトラブルの原因になります。上からサイドラバーを押してみると、硬いのが分かりますよね?寒くなると更にラバーが締まり骨をグリグリと圧迫します。軽登山靴はサイドラバーの巻いているタイプと巻いてないタイプが混在します。巻いていると靴を守ってくれますが、靴が硬くなります。足が大事か靴が大事か十分に考えてください。※4万円台の革靴になると必ずサイドラバーは巻いています。その時は幅広モデルを探しましょう。

事例②・・・縦走登山がメインの方が岩稜アルパイン靴を履いている

<高級でカッコいいから流行ってるからと、岩稜アルパイン靴を縦走登山で使うのは愚の骨頂!歩きずらくしんどいだけです>雑誌やカタログでよく見かける流行りの岩稜アルパイン靴。靴底が固くてたわみにくく指関節がほとんど曲がりません。歩き方はスキーブーツを履いて歩くようなバタバタとした足さばきになります。従って縦走登山には歩きずらく疲れやすく良いことはありません。縦走登山向きの靴は指関節がたわみ易く、指で蹴って歩けるので足さばきもスムーズで歩きやすいです。

※一部のショップでは、「年に一回ぐらいアルプスに行きます!」などと言うと岩稜アルパイン靴を進める場合が多いので要注意です。又、ガイドやリーダーによっては自分の好み、スポンサーの靴を誰彼なしに買わせる者がいます。これも要注意です。

良ければ、こちらの記事も参考にして下さい。クリック→「本格登山靴選びのアドバイス」

事例③・・・靴の横幅・前後サイズがキツイ方が、分厚い中敷きを入れている。

<中敷きは、元々ついている純正中敷きが一番!別売中敷きに変えるなら目的をもって変えましょう!>中敷きを変える事は悪いことではありません。しかし中敷きを変えると良いことばかりでもありません。何の為に中敷きを変えるかを考えましょう!純正中敷きよりもクッションが欲しい!土踏まずのアーチが欲しい!紐を締めても動くのでフィット感を上げたい!などしっかりした目的があってそれに合った別売中敷きを選ぶ事はいいことです。しかし別売中敷きを入れて横幅・前後がきつい、爪が黒くなる場合は靴が小さいです。純正中敷きに戻して下さい。純正中敷きで不都合が無ければ別売中敷きに変える必要はありません!

新品の登山靴を購入する時に、決まり事の様に別売中敷きを売りつけるショップが多いです。ショップ側がお客さんのために親切ですすめているとは全く思えません。まずは元々の純正中敷きで歩いてください。最初から別売中敷きを考えている方は、スタッフに相談、決まった中敷きがある方はご持参下さい。

事例④・・・中敷きの上に足を乗せて、つま先に余裕があるからOK!←このサイズ合わせの方法

<足は立体ですよ!平面の中敷きの上に足を乗せても横幅・甲の高さは分りません!>ヨシミスポーツでは絶対にやらないが、お店によっては中敷きの上に直接足を置いて「指先部分に余裕があるからこの靴はOKだ!」なんて言うサイズ合わせをするお店が有るらしい。足は立体、靴も立体、どう考えたらこんなサイズの合わせ方が出来るのか?その発想が不思議でたまらない。

中敷きの長さが同じでも、靴の木型は沢山あります!足の前後サイズを優先してサイズを決める時、足の横幅を優先してサイズを決める時、どちらもあります。