登山靴の「ロック機能付き金具」を上手に使おう!

皆様が履かれている登山靴の多くは、ハイカットで、靴紐が付いたタイプだと思います。そして多くの登山靴には「ロック機能付きの金具」が1ヵ所だけ使われています。甲の部分と足首の部分の中間にある金具です。見た目が他と違う金具が付いていれば、まさにそれ!です。紐を引っ掛けるタイプは、金具の内側を見て下さい。突起が有ります。この突起が紐を押さえ、固定をする仕組みです。

この金具の働きは、紐の締め具合を調整しやすくする物です。登山靴の紐は、全体にしっかり締める事で、フィット感が良くなり足のズレや捻挫を防ぎます。しっかり締めるのが第一ですが、長時間歩くと「足のむくみ」や「横アーチの崩れ」によって足幅が広がります。そして圧迫されて痛くなります。

そんな時に「ロック機能付き金具」が役立ちます。下の画像の様に「甲の部分は緩めた状態」「足首の部分は締めた状態」と言う締め分けが出来ます。紐を緩める事でスペースが出来、圧迫を軽減できます。※足首の部分は、緩めると下山時、足がズレてしまい爪が割れたり黒くなる原因になります。

ご存知の方も多いと思いますが、「初めて聞いた!」と言う方は、自分の登山靴の金具の位置を確認して実践してみて下さい!