このサイズ合わせは要注意!

ヨシミスポーツでは「登山靴の幅広げ」と言う作業をやっています。あたって痛い登山靴を機械で広げます!と言う作業です。他店購入の登山靴でも受け付けています。(片足¥1650)毎週のように作業依頼は有ります。ただ、根本的にサイズの小さい靴を大きくすることは出来ません。

先日、とても綺麗な新しい登山靴を持ってこられたお客様がいました。使用1回で、横幅・つま先があたって痛いので広げて欲しいと言うご依頼です。作業前にお足サイズと靴サイズを見させて頂いたのですが、踵に指が入らないジャストサイズでした。

「前後に余裕が無いですよね?爪の前にスペース無いですよね?」とお尋ねすると・・・

「いや!有ります!」

と中敷きを抜いて、足を乗せられました。確かにつま先には1cmぐらいのスペースが有りました。購入したお店でも同じことをして、スペースが有るから大丈夫です!と言われたそうです。

ここで疑問です!ではこの登山靴はOKなのでしょうか?

ヨシミスポーツの見解は「NO!」です。登山靴と言う「器」があるのに、何故中敷きを抜いて足を乗せるのか?目視する為?足の横幅、高さは無視ですか?このやり方では、平面でしか見る事が出来ません。足は立体です。

因みに、私はEUサイズの41の登山靴を履いています。一度中敷きを抜いて足を乗せてみました。さらに40サイズ、39サイズでも同じことをしてみました。39サイズでも1cmのスペースが出来ます。でも39サイズの登山靴を履くと、指が曲がります。40サイズの登山靴を履くと横幅が痛いです。

登山靴は歩けてなんぼ!です。