靴紐の締め方を間違うとフックが破損する!?
最近は少なくなった登山靴のフック修理。技術の向上なのか、1足の登山靴を長く履かなくなったからなのか・・・それでも毎年、数件の修理依頼が有ります。古い登山靴だと金属疲労やカシメ部分の生地の伸び等が考えられますが、新しい登山靴でも破損する事があります。それは、紐の締め方によるものです。
登山靴の足首部分には、2個か3個のフックが付いています。皆様、どのように締めていますか??どの方向に引っ張っていますか??
フックに紐を引っ掛け、上に引っ張るのは悪いやり方です。フックに上方向の力がかかり、破損の原因になります。またそれほど締まりません。正しい引っ張る方向は、引っ掛けたフックと逆方向、つまり横に引っ張って下さい。少ない力でしっかり締まります。
足首をしっかり締めれば、左右に捻ったり、下りで足が前にズレ、爪が黒くなったり、上りで踵が浮き靴擦れを起こしたりするのを予防出来ます。
少し言葉と画像だけでは分かりにくい部分が有ります。気になる方はご来店時にご説明も出来ます。お気軽に!