登山靴は目的に応じたタイプを選んでほしいものだ

主人のボヤキ)
長年靴の相談を受けているが 今だに その人の登山スタイルに合致しない登山靴を持ち込まれることが多い。

顕著な例)
普通の登山をするのに 岩稜アルパインの靴を買って ”あちらが痛い!こちら痛い! 爪が痛い! なんとして~” って 店に来られる。
先ずは 根本的に靴の選択を間違っている。
相談されても 言えることは 貴方の登山スタイルには この靴は合わないから 目的に有った靴を選んでください と 正直にしか言えない。
これを言うと ブスッとして帰る人もおられるから厄介だ。

自転車の例でいえば  街中を普通に走るのに レース用自転車を使うようなものである。
岩稜アルパイン靴は 指部を狭く細く絞り込み トースプリングも極小のため 指を使って歩けず、バタンバタンと一歩一歩止まるような歩きになる。
紐でできたスキー靴のようなものだ。
通常登山靴は 指が充分開き余裕が有り 指を使って歩ける。
私は販売側にも問題が有ると思ってる。
普通の登山をする人に 何故こんな歩きずらい靴を勧めるのだろう??
もうちょっとお客さんの目的を聞いてあげてわ? といつも感じる。
ユーザーが曰く 岩稜タイプ靴ならどこでも歩ける とショップが言ったから らしい
但し通常登山するには 余りに歩きずらい。