岩稜アルパイン登山靴の難点
岩稜アルパイン登山靴
※最初に言いますと、通常登山には不向きです。
岩稜帯に強い オールラウンド登山靴ではありません。
とにかく靴底が硬く、岩稜帯での相性は抜群です。
ソールの一部分が引っかかれば、そこに体重を預けて踏ん張れます。足の置き場の少ない岩稜帯と相性がいいのは、このソールの硬さがあるからです。
故にクッション性は無く全体的に硬い履き心地です。
又 靴先の幅が狭く(指を開けられない様に固定する)・靴先がトーイン(つま先が内側に曲がっている特殊な形状)の為 指をリラックスさせ 指を使って歩けないので 通常の山歩きでは かなり疲労しやすく成ります。
岩稜帯を好まれる方やバリエーションルートが好きな方には人気があります。
縦走路を歩く時は、ソールの硬さがマイナスに働きます、
又 トースプリング(つま先の反り上がり)が無いので、前方への足運びが難しく 歩くと、スキーブーツで歩いているような感じでドタバタ音がし、とても疲れます。
×平地・・・ソールが硬いので、足の裏、特に母指球が痛くなりやすいです。よくある麓の林道歩きや、駅までのアスファルト道を歩く時は、歩幅を狭くしてゆっくり歩くと少し楽です。もちろん普段履きにはお勧めしません。
×日帰り・・・ソールが硬いので、足の裏、特に母指球が痛くなりやすいです。トレーニング、慣らしとして使う分にはいいですが、積極的に履く靴ではありません。
△△△小屋泊・・・縦走路が中心の小屋泊には必要ありません。ソールが硬いので、足の裏、特に母指球が痛くなりやすいです。指を使って普通に歩くことが難しいので、同行者のペースが速い時は苦労します。
△△テント泊・・・縦走路が中心のテント泊には必要ありません。ソールが硬いので、足の裏、特に母指球が痛くなりやすいです。指を使って普通に歩くことが難しいので、同行者のペースが速い時は苦労します。
△雪山・・・12本爪のストラップ式もしくはセミワンタッチアイゼンが使えます。中綿が入っていない為、寒さに耐えれるとこまでが限界です。雪道が長時間続くと厳しいです
左➡通常縦走靴・ 右➡アルパイン靴
右➡明らかにつま先の反り上がり隙間が少ない! 歩くとバタバタ音がする