ストックの先端、キャップ派 or 石突き派

今や登山の必須アイテム「ストック」。登山を始められる方が、登山靴・ザック・雨具と同じように「最初に揃える道具」としてストックも購入されます。20年ぐらい前、近郊の山ではストックを持っている登山者は、あまり見かけなかったのに、最近はよく見かけるようになりました。

ストックの先には、使用時に使う「石突き」と言う金属が付いています。そして持ち運ぶ時に危険なので、保護の為に「ゴムキャップ」が付いています。これが元々のルールです。しかし最近は、木道の破損や植物の損傷、登山道の凸凹に繋がるので、ゴムキャップを付けましょう!と言うルールに変わってきています。

キャップのメリット&デメリット・・・丸みが有り深くえぐる事が無いので山の保護になる。岩場で滑りやすい。落とすと分解しないのでゴミになる。

石突きのメリット&デメリット・・・場所を選ばず滑りにくい。上記の被害につながる。

どちらが正解!と言うのはありません。植物の多い低山ならキャップ。森林限界を超えると石突き。と言う使い分けをしてもいいと思います。ツアー登山や規制されている山では、そのルールに従う。結局は使う人のマナーです。力加減や突く場所に注意して使用したいものです。

ゴムキャップが落ちないように「ストッパー付きのキャップ」も有ります。よく落とすと言う方はお試しください。