夏は特に注意!登山靴の保管

7月も最終日、明日から8月です。連日の猛暑で外に出るのが嫌になります。ご近所の犬も玄関先でグッタリしています。人も動物も暑さには強く無いですが、実は「登山靴」も暑さには強く無いのです!正確には高温多湿の環境に弱く、ソール剥がれの促進につながります。高温多湿になる夏は特に注意です!

現在、多くの登山靴のソールには接着剤を使用しています。そして接着剤には寿命や高温で溶解する性質が有ります。溶解温度は60℃〜80℃ぐらいと言われていますが、使用年数や汚れの状態によっては、もっと低い温度でも剥がれの原因になります。

①直射日光での乾燥・・・地面の照り返しやエアコンの室外機の影響などで、軽く40℃以上になる場所も有ります。ソールの剥がれや、表面の革を急激に乾燥する事で、縮みや色褪せの原因になります。登山靴の乾燥は日陰でじっくり乾燥して下さい。

②靴箱で保管・・・場所をとるから靴箱に入れて保管と言う方もいるかと思いますが、靴箱保管は駄目です!紙の靴箱は湿気を吸います。そしてその中の登山靴も湿気を吸ってしまいます。ソール剥がれやカビの原因になります。

③ビニール袋で保管・・・通気性の無いビニール袋は、包むことで熱がこもります。こちらもソール剥がれの原因になります。

その他、車の中で保管も注意です!夏場の炎天下、無人の車内は物凄く高温になります。ストーブやドライヤーでの乾燥もよくありません。ご注意ください。

登山靴の保管は、風通しが良く、高温にならない場所がベスト!です。