登山靴の選び方

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●登山マメ知識本 無料で差し上げます!<店頭のみ>
登山で役に立つ「登山マメ知識本(13ページ小冊子)」を店頭にてプレゼントいたしております。この本が欲しい方はぜひ一度店頭までお越し下さい。
<本の内容>
・靴の巾広げ・靴の履き方・靴のお手入れ方法・歩き方
・靴ヅレ防止・雨具のメンテナンス・ステッキメンテナンス・コンパス、地図の見方
・荷物リスト・ロープの結び方  
●靴の選び方●

”シューフィッターのいる店で買いましょう
靴を選ぶとき”どんな山へ行くか””テント泊、小屋泊、日帰り”など登山スタイルがチェックポイント
になります。
こんな所で使う靴はどれがいいでしょう!

● 山辺道系−フラットな整備された道を歩く歴史ハイキング
短い靴(ウォーキングシューズ)


(注意)
スニーカーは指関節囲い部にゆとりが無くフィット中心のランニング向きです。これで歩くと親指裏が疲れ、痛みを感じます。歩きにはこの部にゆとりのある歩き専門靴を選びましょう。
これも舗装道専門と地道用があり アッパー 靴底に堅さ、たわみの違いがあり、形状も異なります。
地道なら足首を幾分保護できるミドルカットもオススメです。


●無雪期の低山 山歩き
 軽登山靴(コーデュラナイロン+皮)
  ・完全防水。ゴアテックスインナーブーツを選んで下さい。
  ・足首部が短くて柔らかい物。


●無雪期の山歩き
 軽登山靴(コーデュラナイロン+皮)
  ・足首がしっかりした物。
  ・底がしっかりした物。
 登山靴(全皮靴タイプ)
  ・足首がソフトな物。
  ・底が比較的ソフトな物。


●無雪期の日本アルプスなど
 本格登山靴(本格全皮靴タイプ)
  ・足首部がしっかりしてホールド力がある物。
  ・底がしっかりした物。


●降雪期の近郊登山
 本格登山靴(コーデュラナイロン+皮)
  ・足首部がしっかりしてホールド力がある物。
  ・底がしっかりした物。


●降雪期の本格登山
 ハードな本格登山靴(本格全皮靴タイプ)
 ・8本、10本、12本爪クランポンに対応できる物。
 ・底がしっかりした物。

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ドイツ靴(ゲルマン)とイタリア靴(ラテン)の違い
基本的に日本人ラスト(足型)を使用してもお国柄によって靴の癖があります。
 
ドイツ系
イタリア系
カカト
広くてヒールカップが
ストレート。
カカトのホールドが少し甘い
狭目でヒールカップが丸目。
カカトのフィット感が良い。
狭目
普通
土踏まず
甘目
フィット感有り
ソフトで足当たりが凄く良い、耐久性はイタリア革に比べて劣る
少しかため、耐久力がある
喉部余裕
少なめ余裕がある
ブランド
マインドル、LOWA、ハンワーグ、 ライケル

★LOWA、マインドルは、日本人足型も有り,OKだ!
シリオ、スカルパ、カルツ
トレゼッタ 、アゾロ、
テクニカ、ケイランド

★但しケイランド、テクニカなどは白人足型そのままなので、ひかり号の顔のように細長い!
普通の日本人は大概合わない

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● 靴選びのチェックポイント ●
●まず平面的形をチェックしましょう。 基本中の基本です!
自分のを横に並べ、上から両方を眺めて、平面的に観察します。
四角い、細長いなど自分の足型と似ている靴を第一段階で選びます。
異なる型の靴を選んではトラブルの元です


 OKです    駄目です

●ベロの形状
ベロの形状もチェックして下さい。
ベロが外側片方流れになり、甲の中心部にベロが来ない物は不向きです。

●靴の巾
巾広だけが全てにあらず!
広すぎて山行中に足が内外にズレて”足裏ズレ””疲労につながる”ブランドがあります。フィット感を重視してください。靴中で足裏が左右に横ズレし、母趾裏部の靴ズレになる事があるので注意しましょう。

●親指高さ
親指部の高さ余裕は大変に大事です。余裕がないと巻き爪、爪が上を向いている方は間違いなくトラブルになります。

●足囲い部、喉部の高さ、余裕
靴を平面的にとらえているショップ、登山者が多いのが残念ですが、靴や足を上から眺めて幅が広い等と勝手に判断して靴選びをしてます。
足は立体です。指関節部などの足囲いのボリュームを充分に考量して靴選びをしましょう。
ここが窮屈な靴は、致命的なトラブルになります。
コレは靴の使用目的によって 求められる余裕が異なります。
又原産地国によっても異なります。まさしくシューフィッターのいる専門店の世界です。
勉強をしっかりしている店で相談ましょう

●靴底のたわみ、捻れ強度

たわむ位置にに寄って 歩き方が撤退的に変わってきます。
従ってたわみで大きく山行きの目的が変わります。
理由を説明するのは 長くなりますが、一般的には、柔らかい方が ハイキング低山向きです。
指関節に良く曲がる靴>>>ハイキング向き
指関節で少し曲がる靴>>>軽登山向き
しっかり堅い靴>>>本格登山向き
滅茶苦茶堅い靴>>>本格アイゼン装着タイプです


●踵から指関節までの距離
これは民族性が大きく影響します。靴の前後長さにおける 指長さの比率の問題になりますが、指長さ比率が多い靴は、日本人にとって 俗に言う足囲い部の巾がきつく、又甲も高さも窮屈、指高さも圧迫があり、永く歩くと拇指裏の痛み原因につながります。我々には良いブランドではありません。
無理に合わせると、踵ブカブカで靴擦れの原因になります。

●土踏まず部 フィット感
究極に大事なポイントです。コレがよいと、下りでの足裏突っ込みが少なく、指先を痛める事が減ります。
又体重加重分散が広がり、拇指裏の痛みが緩和されます。
フィット感が甘い靴は、下りで指先が痛い靴に成りやすいです

●中国製の靴

中国製が悪いと言うことではないのですが、多くが生産コストを下げる為だけに関して中国で生産しています。 品質やラスト(足型)に関してヨーロッパ産に劣る物が多い。靴中で足が踊り、フィット感が無い ぶかぶかな靴が多いです。
又ヘタリも早く 直ぐガワガサになります。
考え方としては、タウンユースかキャンプブーツとして履けば、御機嫌です

☆COLEMAN、GTホーキンス、ロゴス、サロモン など


●私見、ブランドへのイメージです。
革について
ドイツ系ブランド LOWA、マインドル、ライケル 等は軽くソフトに仕上げ、最初の足あたりは快適です
只 革のヘタリはイタリア革に比較すると早いと思います。
その代わり最初の足当たりから楽です。
耐久性に注視するならイタリア革がオススメです。

靴型について
ドイツ系は 踵が広いので、一般的日本女性は踵スコスコ風になると思われます。
指高さ足囲い部が細身なので、巾狭甲薄の人向きです。
外反母趾傾向にある人は 拇指骨が大きくなっていて向きません。
シリオ、スカルパ、トレゼッタがオススメです。
ドイツ系は踵ホールドが少し甘いのが好き、足巾が細目、甲が薄い人向きです。
但し LOWA、マインドルなどは日本人足型を採用してます。