足の裏が痛くなる原因

登山靴の相談で、「足の裏が痛い」「指の付け根、母指球が痛い」と言う相談があります。珍しいケースではなく、割と多い相談です。

荷物を担ぎ、足場の悪い所を上ったり下ったり・・・と言うのが登山なので、日常生活より足裏を酷使するから!と言うのは今回は無しです。

「歩き方」「靴の種類」の観点から考えられる原因をご紹介いたします。

☆歩く時、後ろ足の指曲げ角度(画像参照)がきつく、指の付け根で蹴って歩いている。

これは日常生活の歩き方です。登山で同じ歩き方をすると足裏が痛くなります。理想は、よく聞く「フラットフィッティング」と言われる、指で蹴らずに上にあげ、足裏全体で着地する歩き方です。歩幅を狭くするのがポイントです。

☆指曲げの出来ない登山靴で日常生活の歩き方をしている

特にソールが硬く、指曲げの出来ない登山靴の場合は強くフラットフィッティングを意識して下さい。指曲げの出来ない登山靴の中で、必死に指を曲げて歩こうとすると足裏に負荷がかかり痛くなります。

整備されている登山道や軽い荷物、短い距離、なら日常生活の歩き方でも大丈夫の場合もあります。しかしハードな登山、ハードな登山靴になればなるほど、歩き方の意識は大事になってきます。フラットフィッティングは、疲れの軽減、脚力の温存、登山靴のグリップを最大限に使える歩き方になります。

「今日の登山は歩き方を意識する!」

そんな日を作ってみるのも良いですね!