登山靴を解体してみた

ここ数日ずっと寒いですね・・・。天王寺はときおり雪が舞っています。暫く寒い日が続く予報なので、お体気を付けて行きましょう!!

ゴアッテクス・・・防水性・透湿性に長けた素材で、登山靴やレインウェアに多く使われています。知名度も抜群で、多くの方がご存知だと思います。ただ間違った認識を持たれている方もいらっしゃいます。登山靴の場合、外側の生地がゴアテックスと認識している方もいます。

その為・・・「ゴアッテクス=防水=防水スプレー不要」と言う考えを持っている方もいます。これは間違いです。

今回は目視し易いように、ディスプレイ用で不要になった登山靴を「解体」してみました!(良い子は真似しないでね!笑)

画像の白い生地が「ゴアッテクス」です。外側の生地と内側の生地にサンドイッチされています。外側の生地が雨を弾かなければ、内部に浸入した雨が、ゴアテックスで弾かれつま先の方に流れていきます。結果、つま先部分が冷たくなり濡れたように感じる「濡れ感」を引き起こします。靴の内側に雨を浸入させない為に、防水スプレーを使用し弾くようにしておく事が重要です。

また最後の画像でも分かるようにゴアッテクスには縫い目が有り、シームテープを貼っています。(雨具やテントの縫い目に貼って有る物と同じ)このシームテープは年数や使用による屈曲により剥がれる可能性はあります。そうなるとその部分から漏水も考えられます。

今回、伝えたっかった事は、ゴアッテクスを使用した製品でも、防水スプレーは必要だと言う事!またゴアッテクスは、万能ではなく必ず劣化し寿命が来る事!の2点です。