同じメーカーの登山靴は全て同じラスト(木型)では無い!

イタリアはラスト(木型)が細い。ドイツはラスト(木型)広い。

昔、登山靴を売るポイントとして一番最初に教えてもらったフレーズです。確かに履いてみるとその通りでした。接客のセールストークでこのフレーズを使うと「おお!この店は、靴の事を解っている!」と言う雰囲気になり、よく売れました。いい時代でした。笑

そんなフレーズも今では、「必ずしもそうでは無い」と言う感じになっています。日本やアジア向けのラスト(木型)の開発により国内で売られている登山靴は、幅広甲高を意識したモデルが多くなっています。

また各メーカーのモデル数も増えています。同じメーカーだから同じ履き心地と言う概念は捨てて下さい。モデルによって全てラスト(木型)が違います。

「スカルパは細いでしょ?」

今でもよく質問されます。現在、ヨシミスポーツで扱っているイタリアを代表するメーカー「スカルパ」とドイツを代表するメーカー「ローバー」を比較してみると・・・・

「本格縦走登山靴」ではローバーの方がラスト(木型)が広いのに対し、「軽登山靴」ではスカルパの方がラスト(木型)が広くなっています。イタリアが細く、ドイツが広いと言うフレーズは当てはまりません。

先入観を無くして履いてみて下さい。その結果、細いと思って敬遠していたスカルパが合うかもしれません。

画像のモデルは店頭に置いていますので、気になる方は履き比べに来てください!