アプローチシューズへの誤解

まず申しまして、どこでも使えるオールラウンドのハイキング靴ではありません
かなりの人が 岩場に強い どこでも歩けるスタイリッシュな ローカット靴と誤解しています。
乾いた簡単な岩場に特化したローカット靴です。
靴裏の溝は浅く、通常の土路ではグリップ力が少ない。
又指の動きを制限する為に指回りが狭く、硬く曲がりにくい靴底で 通常歩行には疲れます。

一時期流行したアプローチシューズと言う位置づけで 販売している商品は、乾いた岩でのグリップ力は良いです。
しかし濡れた岩では滑りやすいので要注意です。
又 裏面の溝が浅いので 土・枯れ葉・等の通常の山道ではグリップ力が貧弱なので、滑りやすいのも難点、乾いた岩稜も歩けるオールラウンド靴ではない。
因みに 輸入元の談話では 日本では 一部の登山ガイドの周辺の人が影響を受けて 誤解をして使う傾向があると言っております。
現在はこのタイプ靴の特性が認知され 山で使う為に求める人は殆どいなくなりました。
どちらかと言うと カッコいいタウンシューズという扱いです。

☆ かく言う小生も このタイプが流行り出した折 輸入元から提供を受け カッコいいので いちびって 大峰に持って行きました。
雨上がりの 湿った簡単な行場で バコーと1m程滑り落ちました。
結果 腕を少々深く切り かなり出血しました。
持っていたバンテージで止血して下山しましたが、下り登山道のトラバースで滑り落ちそうになったり とても怖い思いをしました。
普通のローカット靴の方が安全でした。
本当に恥ずかしい経験です

感想> 通常の山歩きには使えない! という感想です。


浅い溝パターン 普通の山道ではグリップ力が少ない!